韓国2部の地方クラブの試合に元ブラジル代表選手が来場して話題となっている。
同国の全羅南道の光陽サッカー専用球場で、全南ドラゴンズと忠南牙山FCの試合が行われた。
国内でも決して注目度が高いと言える対戦カードではなかったこの試合。スタンドには現役時代にリヴァプールやラツィオ、ブラジル代表などで活躍したルーカス・レイヴァ氏の姿があった。
現在38歳のルーカスは、2005年にブラジル1部グレミオでトップチームに昇格後、すぐに頭角を表し、2007年にイングランドの名門リヴァプールへステップアップ。
リヴァプールでは2017年まで10年間にわたりプレーし、プレミアリーグ247試合に出場した。その後はラツィオでのプレーを経て2022年に古巣のグレミオへ復帰を果たした。
だが、同年に行った定期検査で心臓に問題が見つかり、激しいプレーはリスクがあるとされたことから2023年3月に現役引退を発表した。
リヴァプールで10年間プレーしたルーカスは、OBとして同クラブの香港・日本ツアーに帯同している。
今回、韓国を訪問した経緯については明かしていないものの、自身のインスタグラムで「江原FCのスタッフと全南ドラゴンズと意見を交換する機会を得ました」と投稿しているため、現在務めているマネジメント事務所の仕事の関係で来たことは間違いないようだ。
韓国のネットユーザーは、世界的名門のレジェンドが2部リーグの試合を観戦していたことに対して「あのルーカス・レイヴァ?リヴァプールの?」「なぜそこに?」「全南まで行かれたのか!」など、驚きの声が多数寄せられた。