昨季バルセロナで大ブレイクを果たし、今や世界でも最高クラスのスターとなったラミン・ヤマル。まだ10代ながらもクラブと代表の両方で中心選手になり、忙しい日々を過ごしている。
その中で彼は今回ジャーナリストのホセ・ラモン・デ・ラ・モレナが主催する『Resonancia de Corazón』に出演し、ロングインタビューに答えていた。
彼はこの数年で激変した人生について以下のように振り返り、子供の頃からプレイステーションを愛していたことを明かしている。
「僕の人生はあらゆる部分で変わったよ。以前は何でも好きなことができたし、友達と遊びに行くこともあったが、今はそれが全くできなくなった。
今年の夏のプレシーズンを思い出せば、韓国に行って、日本に行って、中国に行って何もできないような状況だった。でも、とても幸せだよ」
「子供の頃、母は仕事であまり一緒にいてくれなかったけど、夜に帰ってきても常に夕食を作ってくれたよ。あと、プレイステーション4を買ってくれたことをよく覚えている。
当時の僕にとってはそれが全てだったね。中古のプレイステーション2とプレイステーション3を持っていたけど、4が一番良かったね。
今はプレイステーション5をよく遊んでいる。同じラ・マシア(バルセロナのアカデミー)に所属していたブライアンという友人といつも一緒にゲームをして、とても楽しい時間を過ごしている。
たとえ世界で最も大きな豪邸を建てることができたとしても、僕は結局いつもプレイステーションルームにいるだろうね!」
ヤマルが育ったのはモロッコから移民してきた貧しい家庭で、しかも少年時代に両親が離婚している。
その後ラ・マシアで寮生活を行ったときも「社会階層が違う人々と暮らすことになって、どこか疎外感を感じていた」とのこと。しかしその中でサッカーに集中し、プロ選手になるという夢を叶えることができたそうだ。
「みんなが僕について何を言おうと気にしない。もう慣れた。結局、僕がうまくなればなるほど話題になるというだけなんだ。
18歳の普通の若者がパーティに行って騒がれることなんかないんだ。結局のところ、僕は何があっても大丈夫だ」
10代にして様々な困難を乗り越えた経験を持っているラミン・ヤマル。このところはパーティや彼女の話題でメディアを賑わせたものの、それについては「有名になったから騒がれるだけ」と相手にしていないよう。