
4ヶ月後に開幕を控えているEURO2024。今回はドイツを舞台として行われ、ドイツ代表対スコットランド代表の試合でスタートする予定だ。
今回は『Guardian』から「EURO2024で輝くであろうヤングスター10名」をご紹介する。
ジュード・ベリンガム
代表:イングランド
現所属:レアル・マドリー
年齢:20歳
バーミンガム・シティが10代のベリンガムをボルシア・ドルトムントに送り出したとき、なんと彼が使っていたナンバーは永久欠番になった。当時は嘲笑されていたが、今ではむしろ先見の明があったように見える。
まだ20歳であるが、ドイツ・ブンデスリーガで3シーズンを過ごした彼はレアル・マドリーへと渡り、スペインでの半年間で世界最高クラスのスーパースターになった。
フロリアン・ヴィルツ

代表:ドイツ
現所属:レヴァークーゼン
年齢:20歳
実にサッカーを簡単なものに見せてくれるフロリアン・ヴィルツ。誰よりも試合を読み、難しいパスをいとも簡単に繋ぐ。シャビ・アロンソ監督から数多くのことを学んでおり、全公式戦で15アシストを記録してきた。
ハンジ・フリックからユリアン・ナーゲルスマンに指揮官が変わったドイツ代表で、彼は今後間違いなく主力の1人になっていくだろう。
シャビ・シモンズ

代表:オランダ
現所属:RBライプツィヒ
年齢:20歳
バルセロナの下部組織で育ったシャビ・シモンズ。レジという登録名でプレーしたJリーガーの息子としても知られるアタッカーは、ポジションを規定することができないようなマルチロールだ。
プレーメーカーなのかセカンドストライカーなのか、ウインガーなのか、セントラルミッドフィルダーなのか、あらゆる場所に走り回って違いを作り出すアーティストだ。
アントニオ・シウヴァ

代表:ポルトガル
現所属:ベンフィカ
年齢:20歳
2022年夏にベンフィカのトップチームに昇格したアントニオ・シウヴァは、「ルベン・ディアスは僕のお手本だ」と語っていた。数ヶ月後、ベンフィカですぐにレギュラーを確保し、ポルトガル代表にも選ばれた。
2022年のワールドカップではサブだったが、このところはルベン・ディアスとアントニオ・シウヴァが師弟コンビを組んでいる。リーダーシップ、冷静さ、戦術眼に優れた大型センターバックだ。
ジョルジョ・スカルヴィーニ

代表:イタリア
現所属:アタランタ
年齢:20歳
偉大な王者であるジョルジョ・キエッリーニが離れて、そして新たに「ジョルジョ」がイタリア代表に現れた。育成の名門アタランタの下部組織で育った長身センターバックは、背が高く、エレガントで、そしてビルドアップもできる選手だ。
またボランチでもプレーできる万能性を持っており、精神面でも素晴らしい落ち着きを見せる。アレッサンドロ・バストーニとのパートナーシップはボヌッチ&キエッリーニやネスタ&カンナヴァーロなどの黄金コンビを彷彿とさせる。
ベンヤミン・シェシュコ

代表:スロベニア
現所属:RBライプツィヒ
年齢:20歳
今世紀のスロベニア最大のスターはGKのサミル・ハンダノヴィッチとヤン・オブラクであり、フィールドプレーヤーではズラトコ・ザホヴィッチ以来大物を欠いていた。しかしベンヤミン・シェシュコは間違いなくワールドクラスに成長するだろう。
非常に強くてパワフルで、ペナルティエリアでのポジショニングを熟知している。ゴール前では「キラー」の本能を見せる。アーリング・ハーランドのような選手である。
ウォーレン・ザイール=エメリ

代表:フランス
現所属:PSG
年齢:17歳
フランスは非常に層が厚いチームであり、今年18歳になるザイール=エメリが選ばれるかどうかはわからない。ただ、彼はすでにパリ・サンジェルマンでレギュラーメンバーとなっており、多くの経験を積んでいる選手だ。
技術的にも肉体的にも、そして戦術的にも完成されているミッドフィルダーだ。タックルも強く、ポジショニングも安定していて、効率的なパサーでもある。
アルトゥール・フェルメーレン

代表:ベルギー
現所属:アトレティコ・マドリー
年齢:19歳
アンドレス・イニエスタやアンドレア・ピルロとも比較されるベルギー次世代の司令塔。中盤でスペースを見出す能力は驚異的であり、デ・ブライネの後継者となるにふさわしい人物だ。
2022-23シーズンの途中で突然日の目を見た彼は、アントワープのタイトル獲得に大きく貢献し、そして1月のマーケットでアトレティコ・マドリーへと移籍した。
ラミン・ヤマル

代表:スペイン
現所属:バルセロナ
年齢:16歳
バルセロナでもスペインでも最年少ゴール記録を持っているラミン・ヤマル。EURO2024決勝の前日に17歳の誕生日を迎える彼は、スペイン代表のメンバーとともにそれを祝えるチャンスがある。
数ヶ月前には非現実的なことだったが、チャビ・エルナンデス監督が彼を信頼して使ったことによってバルセロナのエースの1人となり、スペイン代表にも選出された。彼のエネルギーは年齢を超えたものがある。
ケナン・ユルドゥズ

代表:トルコ
現所属:ユヴェントス
年齢:18歳
2022年のU-17欧州選手権を怪我のために欠場したものの、それから短い間にトルコのA代表へと上り詰めてきたケナン・ユルドゥズ。バイエルンを離れてユヴェントスの下部組織に移籍し、そして今季セリエAで鮮烈な登場を果たした。
両親の母国であるトルコを選んだ彼は、今やイタリアのリーグ全体でも最もエキサイティングなアタッカーの1人となっている。