イングランドサッカー協会は、2009年から2022年までに74件の規則違反があったとして、チェルシーを告発したとのこと。

『BBC』の記事によれば、チェルシーの規則違反は「代理人や仲介業者、第三者への報酬支払い」に関するものであったとのことで、現在詳しい調査が進められている。

違反があったとされる取引にはエデン・アザールやサミュエル・エトー、ウィリアンのものが含まれているとのことだが、選手本人はそれらの違反には関与していない。

これらの違反は以前チェルシーのオーナーを務めていたロマン・アブラモヴィッチ氏の指揮下で行われたもので、主に2010-11シーズンから2015-16シーズンの間に集中しているとのこと。

2022年にチェルシーを買収したトッド・ボーリー氏ら新しい経営陣は、その手続きやデューデリジェンスにおいてすでに規約違反の兆候を認めていたとのこと。

そして、買収が完了したあとすぐに関係各所へとそれらを報告し、証拠の書類やデータを提供し、サッカー協会やプレミアリーグに全面的な調査協力を約束したそうだ。

本来これらの違反については制裁措置として罰金、補強禁止、勝点の剥奪、大会への出場停止などが課される可能性があるが、チェルシーは調査に協力的な姿勢を示していることもあり、厳しい罰則が課される可能性は少ないという。

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