Jリーグ屈指の名門である横浜F・マリノス。J2に降格したことが一度もないのは、彼らと鹿島アントラーズの2チームだけだ。
その横浜F・マリノスがJ1最下位に低迷しており、初の降格危機に瀕している。
そうしたなか、5日にアウェイで行われたJ1第23節横浜FC戦に1-0で勝利し、大きな勝点3を手にした。
シュート数でもコーナーキック数でも相手が上だったが、アンデルソン・ロペスのPKを死守して、敵地ニッパツ三ツ沢球技場での横浜ダービーで、ついに初勝利をつかみとった。
そうしたなか、横浜F・マリノスは、「横浜FC戦での観戦者の違反行為について」として、5日にこのような声明を発表した。
「・違反行為:侮辱的行為(中指を立てる行為)
・処分対象:2名
・事象:明治安田J1リーグ第23節 横浜FC戦の試合中、アウェイ側ゴール裏観客席において、横浜F・マリノスを応援する観客2名が、横浜F・マリノスのチームに向けて中指を立てる行為を行った。
・処分内容:無期限入場禁止」
自チームに向けて中指を立てたサポーターを無期限の出入り禁止処分にしたとのこと。
また、試合前にもトラブルが起きており、クラブは「三ツ沢公園内における横浜F・マリノスサポーターによる禁止されている行為(発煙筒の使用・花火・横浜FCサポーターへの挑発行為)のため、アウェイ入場ゲートの開門を遅らせておりました。花火の発砲者は特定、その他の当該者は覆面を使用しており、現在までに個人の特定に至っておりません」とも伝えている。
なお、ブラジル人FWアンデルソン・ロペスは移籍のためにチームを離脱することが発表されており、試合後には涙していた。
J公式によれば、「本当はどこにも行きたくはなかった。正直、心が痛いし、すごく寂しいです。ただ、もう決断したので行かなければいけません」と悲痛な思いを口にしていたそう。