かつてマンチェスター・ユナイテッドで香川真司ともプレーしたチチャリートことハビエル・エルナンデス。

メキシコ代表のスターである37歳のストライカーが、SNSに投稿した動画メッセージが物議を醸している。

「女性たちよ、あなたたちは失敗している。社会を過敏にすることで、男らしさを根絶しているのだ。

女性的なエネルギーを体現してほしい。思いやり、育み、受け入れ、掃除、我々男性にとって最も大切な場所である家庭を維持してほしい。

女性であること、そしてあなたたちの幸せを願う男性に導かれることを恐れてはいけない。なぜなら、あなたたちのいない天国など、我々にはありえないからだ。

我々(男性)は、コミットメントの欠如、パートナーを後回しにすること、約束を守らないこと、そして我々を称賛に値する習慣を優先しないことによって失敗している。

我々が声を上げ、自分の気持ちを真に表現することを恐れているのは理解できる。それは、彼女たちが男性らしさを根絶しようとしているからだ。

過去には、女性的なエネルギーが抑圧されたケースもあった。我々の多くは、皆さんを愛し、思いやり、尊敬し、支えたいと願っている。皆さん女性は、男性らしさを受け入れること、尊重することを学ばなければいけない」

男性への自己批判も含まれているが、時代錯誤、性差別主義者などとの批判が相次いでいるようだ。

チチャリートとレアル・マドリー時代に同僚だったスペイン代表MFイスコの妻である女優のサラ・サラモは強烈に反応し、FIFA(国際サッカー連盟)に処罰を求めた。

「もし何をすべきか教えていたらFIFAはすでにこのような憂慮すべき発言に対し、行動を起こしているだろう。

なぜなら、これらの発言は、国際サッカーが掲げる平等と尊重の価値観に反するだけでなく、スポーツが恥辱ではなく模範となるべき時代に、危険な後退を招いているから。

世界的に有名な選手が『女性は家庭を守るべきだ』と発言し、『男らしさを根絶やしにしている』と私たちの戦いを非難するのは、意見を表明しているのではなく、腐敗した、暴力的で、組織的な男らしさへのこだわりを永続させているだけ。FIFAは彼を罰すべき。断固として、明確に」

サラ・サラモは社会的権利への取り組みでも知られる人物だそう。

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