北京2022冬季オリンピック1周年記念TEAM JAPAN WINTER FESTが11日都内で行われ、オリンピアンの上村愛子(スキー/フリースタイル)、久保英恵(アイスホッケー)、高木菜那(スケート/スピードスケート)、樋口新葉(スケート/フィギュアスケート)がオリンピックにまつわるエピソードを語った。

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 日本が冬季五輪過去最多となる合計18個のメダルを獲得した北京大会。
フィギュアスケート団体戦で銅メダルを獲得した樋口は「1年経つのが早いなという気持ちが大きいです。期間中は充実した日々を過ごすことができました。いつもは会わない種目の選手と話せたり、毎日刺激がすごくて、終わってからもっと頑張りたい、また出たいという気持ちになりました」と当時を振り返った。

 スピードスケート女子団体追い抜き決勝でゴール直前に転倒し、惜しくも銀メダルとなった高木。「私の中で人生をかけて戦いに行ったオリンピックでしたが、結果として自分の努力が比例しなかった悔しい大会でした。皆さんの応援や支えていただいたことを実感しましたし、改めて仲間の大切さも感じました。
メンバーがいなかったら、自分は今この足で立てていないと思います。すごく濃いオリンピックで、金メダルが欲しかったけど、また違う重さのオリンピックになりました。自分の中で忘れたいオリンピックではあるけど、それ以上に大切にしなきゃいけないオリンピックになったかな」と笑顔を見せた。

 冬季五輪に5大会連続で出場した上村は、結果に納得できないことが4年後に向けたモチベーションになるかと聞かれ、「これって諦めが悪いんじゃないかと最近思っているんですけど、あの場所にまた立ちたいから頑張っていくんですが、4年後にまた変わった自分でチャレンジしたいという気持ちが湧き上がってくるので諦めが悪いのかな」とリベンジを誓う心境を明かした。

(取材・文:石河コウヘイ)