富山県富山市の住宅玄関に置いてあったタヌキの置物を2回盗んだとして、73歳無職の男が逮捕されたことが判明。その行動に驚きが広がっている。


 警察によると男は3月7日午後2時ごろ、富山市内の住宅玄関に置かれていた時価1万5000円相当のタヌキの置物を盗んだ。さらに14日にも、同じ住宅玄関に置かれた5000円相当のタヌキの置物を盗んだとされる。

 4月に入り、被害者が警察に相談し、事件が発覚。警察が捜査を進めた結果、同市に住む73歳無職の男が捜査線上に浮上し、窃盗の疑いで逮捕した。警察の取り調べに対して容疑を認めているという。現在のところ動機などは分かっていない。


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 富山県では2022年2月にも高岡市と射水市でタヌキの置物を盗んだとして当時74歳無職の男が逮捕されている。その後自宅から盗んだとみられるタヌキやふくろうの置物50点が見つかっていた。

 たぬきの置物は一般的に「たぬき」という語感が「他を抜く」という意味にかかっているため、商売繁盛を願って玄関先に置くことが多い。また、玄関は運気が入ってくる場所という考え方もあり、家の玄関に置くケースがある。

 謎の事件にネットユーザーからは「なぜ富山県で70代がタヌキの置物を連続して盗むのか。なにか闇ルートでもあるのだろうか」「元締めがいる可能性がある。
しっかりと調べてほしい」「いらない人もいるだろうし、自分の家にあるものは持っていって構わない。少なくとも必要としている人から奪い取るのは犯罪だ」といった声が出ていた。

 タヌキの置物が狙われる富山県。一体何が起きているのだろうか。