2024年4月16日、中国国営テレビ(CCTV)の映画チャンネルの番組・中国電影報道が、スタジオジブリ作品の心奪われるキャラクターたちについて紹介した。
動画はまず、「単体で心を奪うキャラクター」としてトトロとカルシファーを挙げ、「宮崎駿監督の作品の中で最も有名なのは『となりのトトロ』のトトロだろう。
次に、「集団で心を奪うキャラクター」としてススワタリ、ワラワラ、コダマ、ポニョの妹たちを挙げ、「灰の精霊であるススワタリは集団行動とごみ掃除が得意だと言われており、その黒くて丸い体と、大きな目はとても神秘的に見える。
最後に、「絆や約束を守り続ける姿で心を奪うキャラクター」としてジジやカブを挙げ、「宮崎監督は、想像力を駆使して私たちを驚かせてくれるだけでなく現実の生活にもヒントを与えてくれる。『魔女の宅急便』では、黒猫のジジは人間の言葉を理解する能力があるが、日常生活では普通の黒猫を演じることでさまざまな突発的な出来事に対応する。映画の中でジジはかわいい容姿をしているわけではないが、いつもヒロインのキキの隣に寄り添い、一緒に成長してきた。もう1人の静かに寄り添うキャラクターは『ハウルの動く城』の呪いによってカカシに変えられてしまった隣国の王子・カブ。物語の途中でソフィーと動く城を見つけ、重要な場面で必ず現れて新たな希望をもたらしてくれる。ハウルが理想的な彼氏という設定なら、カブは離れず見捨てない親友の典型と言える」と述べた。
そして、「通常、こうしたキャラクターたちは脇役として映画の中に登場する。しかし宮崎監督はその豊かなタッチで彼らに魂を吹き込み、私たちは見返すたびに温かさや癒やしを見つけることができる」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)