中国でこのほど、恐竜の卵の研究の最新成果が発表されました。山東省莱陽で出土した恐竜の卵の化石を研究した結果、古生物の研究者は新しい恐竜の卵の種類を確立し、「変形卵」と命名しました。

研究者が「変形卵」の放射状断面を観察したところ、その内部に大量の円すい形の卵殻ユニットの組み合わせが発育し、その間に大きな隙間があり、隙間に柱状の卵殻ユニットと小さな穴があり、卵の最外層に発育した殻ユニットの分岐は、低木のような微細構造を形成していることが分かりました。研究者は、「変形卵」はカモノハシ竜(ハドロサウルス)の卵であり、後期白亜紀中期のものである可能性があると推測しました。(提供/CRI)