中国メディアによると、日本の東京都内にある中国系スーパーの「京和商店大久保店」で販売されていた中国ミルクティーメーカー「香飄飄」の商品のラベルに、「日本の政治家に原発の汚水を飲ませろ」などと福島第一原発処理水の海洋放出を批判する内容の日本語と中国語の文言が印字されていたとする写真や動画がSNS上に投稿された。

これを受け、香飄飄の公式微博(ウェイボー)は4日、「われわれの従業員は見上げたものだ」と投稿した。

香飄飄は2005年創業のミルクティーに特化した飲料メーカーで、17年に上海証券取引所に上場し、「中国ミルクティー第一株」となった。

「日本の政治家に原発の汚水を飲ませろ」都内中国系スーパーで販売の中国飲料メーカー商品に印字
香飄飄の投稿

これについて、中国のSNS上では、支持の声が多いが、「日本(のスーパーなど)では香飄飄(の商品)を売らないだろうし、日本人も中国の飲料を買わないだろう。なぜこれがニュースになるのか。みんな知っていることだ。ネット上に何が出現しても驚かないで。その99.9%が商業的な操作だ」と指摘する声もあった。

京和商店大久保店の担当者は、レコードチャイナ編集部の電話取材に対し、「確かに販売していたが、今は在庫がなくなっている。仕入れ先から入荷した商品に書かれている文字については特に細かく確認していない。再入荷したら連絡する」と回答した。(翻訳・編集/柳川)

「日本の政治家に原発の汚水を飲ませろ」都内中国系スーパーで販売の中国飲料メーカー商品に印字
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