2024年12月19日、香港メディア・香港01は、広東省広州市から中国本土に入ろうとした人物の体内からコカインとヘロインが見つかったと報じた。
記事は、同市の広州白雲空港で先日、税関当局が中国本土に入った外国人の男について麻薬を隠している疑いをかけたと紹介。
記事によると、取り調べの結果、男が(飲み込んで)体内に麻薬を隠している疑いがあると判断した税関当局が男を密輸取締部門に引き渡した。男は指定の医療機関で監視を受け、体内から麻薬入りのカプセル25個を排出。専門機関による検査の結果、カプセルにはコカイン339.95グラムとヘロイン0.94グラムが含まれていることが確認されたという。

税関総署は、ここ数年は国際的な麻薬密輸団が密輸の手段や経路を次々と変え、体内に麻薬を隠す方法にまで手を出していると指摘したほか、高齢者や障害者、妊婦などを利用して麻薬を運ばせたり、密輸を隠す手段として使ったりするケースも増えていると説明。麻薬を密輸して発覚した場合には長期間の禁固刑や死刑を科される可能性があると警告した。(編集・翻訳/川尻)