開催中の2025年上海モーターショーでは、「油電同智」や超急速充電、新型電池技術などが業界の大きな注目を集めています。
「油電同智」は、今回初めて登場した新しいスローガンです。
電動化技術も着実に進化しています。展示会初日には約1300台の車両が出展され、そのうち7割が新エネルギー車でした。中国市場において新エネルギー車の小売市場浸透率はすでに半分を超えています。しかし、充電時間に対する消費者の不安は依然として存在します。
今回の展示会では、急速充電技術が大きな注目を集めています。比亜迪(BYD)は「兆瓦閃充」技術により5分間で407キロメートル分の充電を実現し、ファーウェイは2400A対応の全液冷式超急速充電スタンドを発表しました。小鵬汽車(シャオペン)は、1秒間の充電で1キロメートル以上の航続距離を確保できるS5超急速充電スタンドを展示しました。
また、電池技術では各社が「安全性」を前面に出しています。寧徳時代新能源科技(CATL)はエネルギー密度が1キログラム当たり175ワット時の第2世代ナトリウムイオン電池を発表し、年末までに量産予定です。
今後、電動化とスマート化の融合はさらに加速するとみられています。効率性と信頼性の向上を目指す技術革新により、中国はこの変革の波をけん引し続けています。(提供/CRI)