2025年5月5日、仏女性ファッション誌「Marie Claire」の台湾版は、母の日の特集だとして、日本アニメに登場する7人の母親について紹介した。
記事はまず、「世の中の母親はみんな同じではない。
その上で、1人目に「ちびまる子ちゃん」のさくらすみれを挙げ、「厳しい言葉が多いが心は優しい。まる子の母親であるすみれは、料理が得意で家事もそつなくこなし、生活のルールにも厳しい。朝は寝坊しがちなまる子を起こすことから始まり、まる子とまるで友達のように接することが多い。まる子が悩んでいる時にはしっかり話を聞いてあげて、最後にはまる子自身に選択を委ねるような懐の深さがある。まる子が忘れ物をしたり宿題をしなかったりすると、すかさず小言を言って叱ることもあるが、時にはまる子が必要なものをこっそり準備してあげることもある。たとえ時にまる子の心を傷つけてしまうようなことがあっても、きちんと謝り、一緒に解決策を考える姿勢が見られる」と述べた。
2人目に「クレヨンしんちゃん」の野原みさえを挙げ、「みさえは、時間管理の達人であり、まさに現代の若いお母さんのような存在である。百貨店でのショッピングが大好きで、洋服や化粧品に目がない。
3人目は「毎日かあさん」の鴨原 理恵子(かもはらりえこ)だとし、「トレードマークのオレンジ色のお団子頭が特徴の女性漫画家で、そのキャラクターは作者・西原理恵子自身の姿を映し出しているとも言える。楽観的で陽気な性格。常にエネルギッシュで、時には予測不能な行動を見せる彼女には、小学一年生の息子・文治(ぶんじ)と五歳の娘・富美(ふみ)の2人の子どもがいる。子育てに関して大ざっぱな面もあるが、子どもたちへの愛情と関心は常に100%。子育て中、頭の中ではしばしば架空のキャラクターたちが激しいバトルを繰り広げている場面もある。時には怒りに任せて家出をしたり、一人で酒を飲んで気持ちをリセットしたり、近所のママ友たちと家庭の愚痴を打ち明け合うこともある」と言及した。
4人目は「ドラえもん」の 野比玉子(のびたまこ)だとし、「短髪に眼鏡をかけた姿が特徴的で、『ドラえもん』の中で最も頻繁に登場する大人キャラクターの一人である。
5人目は「あたしンち」の母(フルネーム非公表)だとし、「特徴的な六つ巻きの髪型に分厚い唇、自信満々で、普段は大雑把で細かいことを気にしない性格だが、時にはだらしなく、ちょっとしたお得情報にも目がない一面もある。うわさ話やショッピングが大好きで、わがままで少しお調子者だが、子どもたちを深く愛し、夫に対しても尊敬と愛情を忘れない。さらに、極端に短気で怒りっぽく、傲慢で自信過剰な性格のため、よく調子に乗ってしまい、その予測不能な言動に子どもだちは母親の本音をつかみかねている」とした。
6人目に「SPY×FAMILY」のヨル・フォージャーを挙げ、「優れた身体能力を持つエージェントの母、ヨル・フォージャーは、暗殺組織・ガーデンに所属する超一流の殺し屋で、コードネームは『いばら姫』である。ひょんなことから、偽装家族を探していたスパイのロイドと偽装結婚し、アーニャの義母となった。アーニャとは実の親子ではないが、母親らしく一生懸命にアーニャと仲良く過ごそうと努力している。偽りの立場でありながらも、真心のこもった温かい接し方で、細やかな気遣いと優しさが感じられる。
7人目に「ダンダダン」の 綾瀬星子(あやせせいこ)を挙げ、「主人公・綾瀬桃(あやせもも)の祖母であり、育ての親でもありながら、非常に実力のある霊媒師である。神道や妖怪に関する豊富な知識を持ち、見た目は若々しいが、実年齢とは大きな差がある。常にタバコをくわえ、バットを手にしていることが多い。大胆な服装に加え、サバサバとした性格で、その雰囲気はまさに『ギャル』を彷彿とさせる。孫娘の桃とは口論になることが多いものの、教育方針には自分なりのしっかりとした基準を持っており、心の中ではいつも桃を気遣い、守ろうとしている」とと言及した。(翻訳・編集/岩田)