台湾メディアのCTWANTはこのほど、「日本旅行は本当に安いのか」と疑問を投げかける投稿があり、議論が巻き起こったと伝えた。

記事は、「台湾内で宿泊費の高騰やサービスの質の低下など、観光業を巡る議論が絶えない中、むしろ海外旅行に行った方が良いと考える人が増えている」とする一方、こうした言説に疑問を抱く人もいるとし、台湾のネット掲示板PTTの投稿を紹介した。

それによると、投稿者はこのほど東京行きの格安航空会社(LCC)の往復チケットを購入したが、3人で3万台湾ドル(約14万6000円)以上かかったと説明。また、五つ星ではなく、三つ星ホテルのファミリールームを予約したが、1泊6000~7000台湾ドル(2万9000~3万5000円)だったとした。

投稿者は「旅行に出発する前から5万台湾ドル(約24万円)もかかっている。私は1カ月間の台湾1周旅行をしたことがあるが、お土産を買いまくっても5万台湾ドルもしなかった」とし、「みんなよく『日本旅行は台湾内旅行よりも安い』と言うが、本当にそうだろうか?」と疑問を投げ掛けた。

この投稿に、他のユーザーからは「台湾内旅行は本当に高いと感じる」「東京と台北を比べたら、東京の方が安い」との声がある一方、「これはうそ。日本のホテルの宿泊料金はめちゃくちゃ値上がりしてる。台湾の方がお得」「飛行機代とホテル代を入れたら、日本旅行が台湾内旅行よりも安くなるなんてありえない」「(海外旅行が)安い安いと言う人は、だいたい飛行機代を無視してるからな」といった声も上がった。

また、「たぶん(海外旅行の方が)コスパが高いという意味じゃないかな」「値段だけじゃなく中身を見ないと」「ポイントは、台湾内旅行は価格に品質が見合っていないということ」といった意見や、「(日本は)物価が上がってるからお得感はなくなってきたよね」「昔は確かにそうだったけど、今は(日本は)何もかも値上がりしてるよ」といった意見も見られた。(翻訳・編集/北田)

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