記事は、日本に長く暮らす中国人の見解として「現代の日本人の多くは過去のことで米国を恨んではいない」と指摘し、たとえ恨んでいる人がいても、それはごく少数であると指摘。そして、こうした考え方は中国人にとっては理解できないと伝え、なぜなら米国はペリーが黒船に乗って日本を訪れて以降、開国を強要し、不平等条約を押し付け、さらには第2次世界大戦で東京を空襲し、広島と長崎に原爆を投下するなど、ひどいことをし続けてきたからだと主張。
しかも、米国は戦後に日本の憲法を作り、今なお日本に軍隊を常駐させているうえ、日本は米軍の駐留経費まで負担させられているとし、中国人から見れば、米国が日本に対して行ってきたことは「恨みを抱いても自然なこと」であると主張。それなのに日本人は米国を恨むどころか、米国や米国人を尊崇する傾向すらあると伝え、「日本人はなぜ米国を恨まないのだろうか」と疑問を投げかけた。
この疑問に対し、「終戦直後の日本の経済状態と米国の支援」が要因の1つであったと伝え、日本は終戦前から経済危機に直面しており、人びとは苦しい生活を強いられていたが、終戦後に米国は日本の経済再建と民主化を支援したと紹介。その結果、日本は中国に抜かれるまで数十年にわたって米国に次ぐ世界第2位の経済大国になったのだと指摘した。
さらに、映画や歌といった米国の文化が日本になだれ込み、日本人は米国文化に親しむようになったことで、恨みなど持たないようになったと指摘。こうした背景があるからこそ、現代の日本人は米国を恨まないのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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