記事は、この見た目が「ダサくて奇抜」な戦闘帽について、第2次世界大戦時の旧日本軍の特徴となったと紹介した。この形は戦前から旧日本軍に採用されていたが、もとは北アフリカに駐屯していたフランス軍が使っていたものだと言われている。砂漠地帯で兵士の日焼けや虫よけに効果を発揮したようだ。また、布は数枚に分かれていたために隙間から風が通り、快適なうえに皮膚病も防ぎ、布が動くので蚊などの虫を追い払うのにも適していたとされる。
中国ではすっかり旧日本軍のイメージがついているこの形だが、実際には日本はフランスを真似て導入したということのようだ。いずれにしても、南方での戦争では非常に役立ったようで、記事によると、この布垂帽のおかげで、旧日本軍はアジア地区で病気などによる犠牲者の数を10万人ほど減らすことができたと言われているという。
強い日差しなどから首を守るこの形は非常に実用的であるため、その構造は帽子に広く利用されている。抗日ドラマの影響で、このデザインの帽子は中国では悪いイメージしかないようだが、その効果は実際のところは抜群なのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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