2025年5月23日、韓国・ニューシスは「大統領選挙を控え韓国のスターバックスコーヒーが導入した措置に海外メディアの注目が集まっている」と伝えた。

記事によると、韓国スターバックスは第21代大統領選挙を控え、客がオーダーする際、出馬している候補者の名前を使ったニックネームを使うことを一時的に制限する措置を取った。

英BBCがこれを報じたという。

スターバックスでは最近、「尹錫悦(ユン・ソンニョル)逮捕」「野党代表李在明(イ・ジェミョン)はスパイ」といった文言をニックネームとして注文する客がおり、店員はドリンクを提供する際、これを呼ばなければならないという問題が生じている。今回の措置は「選挙期間中は政治的中立を維持すべきだ」と判断し導入したもので、「誤解を招きかねない特定の文言を遮断し、全ての顧客に店内で満足のいく経験をしていただくことが目標」だと説明している。来月3日の投開票以降、措置を解除する。

ただ、一部では「実名が候補者と同じ人はどうすればいいのか」などの不満の声も上がっているという。

またBBCは「政治的中立のために努力している企業はスターバックスだけではない」として、関連検索キーワードの表示を制限しているポータルサイト「NAVER」の取り組み等についても紹介している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「キム・ムンスさん、イ・ジェミョンさんは自分の名前を名乗っちゃダメなの?」「同姓同名の人は困るね」「表現の自由がこれだけ叫ばれてるのに、踏みにじる行為だ」「上辺だけ自由な国、韓国」「笑える。もともとスタバで本名を名乗ってる人なんて、そういないよ」「カフェに行ってこんなまねをするやつがいるのか」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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