2025年5月27日、中国のポータルサイト・捜狐に「名探偵コナン」探偵力ランキングを紹介した記事が掲載された。

記事はまず、「『名探偵コナン』の世界には、多くの探偵たちが卓越した知恵と鋭い洞察力を武器に、数々の奇妙な事件で驚くべき実力を発揮している。

以下は、彼らの実力に基づく探偵力ランキングである」とした。

記事は、第10位を諸伏高明(もろふしたかあき)だとし、「長野県警の警部であり、博識かつ優れた推理力を持つ人物。特に『死亡の館 赤い壁』では、細部にわたる観察と分析によって複雑な謎を解き、事件解決において重要な役割を果たした。中国の古典を引用することも多く、深い教養を感じさせる。冷静沈着な性格も、事件に臨む際の明晰(めいせき)な判断に寄与している」と説明した。

第9位は大和敢助(やまとかんすけ)だとし、「長野県警の警部であり、左目と左足にけがを負っていながらも、その捜査への情熱と能力は衰えを見せない。『風林火山』シリーズにおいては、豊富な経験と鋭い直感を生かし、事件の裏に隠された複雑な人間関係を見抜き、現場の痕跡や人物関係の綿密な調査を通じて見事に事件を解決した。その勇敢さと果断な姿勢は、探偵の中でも一目置かれる存在である」と述べた。

第8位は白馬探(はくばさぐる)だとし、「英国からの留学生探偵であり、常に鷹を連れて行動する気品あふれる人物である。推理においては細部を重視し、わずかな手掛かりから核心に迫ることができる。劇場版『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』では他の探偵と協力し、優れた推理能力を発揮。事件解決に貢献した」と言及した。

第7位は世良真純(せらますみ)だとし、「活発な女性探偵であり、ジークンドーの達人でもある彼女は、鋭い観察力と優れた推理力を兼ね備えている。『幽霊ホテルの推理対決』では、自らの観察と分析によって多くの重要な手掛かりを発見した。時折ミスをすることもあるが、その潜在力と実力は無視できない」と評した。

第6位には安室透(あむろとおる)を挙げ、「日本公安警察の潜入捜査官であり、推理力および情報収集能力に長けている。『ウェディング・イブ』などの事件では、現場の調査と聞き取り調査から真相を迅速に見抜いた。また変装や潜入の技術にも優れ、黒ずくめの組織と対抗する上で欠かせない戦力である」と述べた。

第5位には服部平次(はっとりへいじ)を挙げ、「西の高校生探偵であり、工藤新一(くどうしんいち)と並び称される実力者。明るく快活な性格の持ち主で、推理も大胆かつ的確である。『外交官殺人事件』では江戸川(えどがわ)コナンと初めて対決し、わずかに劣ったものの、その高い実力を存分に示した。剣道にも秀でており、物事を多角的に捉える力があり、事件解決の新たな切り口を提供することができる」とした。

第4位には赤井秀一(あかいしゅういち)を挙げ、「FBI捜査官であり、黒ずくめの組織への潜入経験を持つ。犯罪手口に関する知識と経験は群を抜いており、『赤と黒のクラッシュ』シリーズでは卓越した分析力と推理力をもってコナンと共に組織の陰謀を暴いた。

その冷静沈着さと聡明さにより、黒ずくめの組織に対抗する中核的な戦力となっている」と言及した。

第3位は江戸川コナン/工藤新一だとし、「『平成のシャーロック・ホームズ』と称される名探偵。頭の回転が速く、論理的推理能力に秀でている。複雑な事件に直面しても常に冷静で、細やかな観察力と豊富な科学知識を駆使して、事件現場に残されたわずかな手掛かりから真相に迫る。黒ずくめの組織との長期にわたる駆け引きでも、長きにわたる攻防の中でも、並外れた知恵を発揮している」と説明した。

第2位は服部平蔵(はっとりへいぞう)だとし、「大阪府警本部長であり、長年の警察経験によって鍛え上げられた推理力は卓越している。『名家連続殺人事件』では、犯人の動機や手口を瞬時に見抜き、事件を解決に導いた。その実力はコナンさえも賞賛するほどである」と述べた。

第1位は工藤優作(くどうゆうさく)だとし、「世界的に有名な推理小説家であり、経験と知識の豊富さにおいては無敵とも言える存在。『江戸川コナン誘拐事件』では、わずかな手掛かりだけでコナンすら気づかない巧妙な誘拐劇を仕組んでみせた。その計画の緻密さと推理の精巧さは群を抜いており、名実ともに探偵力ランキングの頂点に君臨する存在である」と評した。(翻訳・編集/岩田)

編集部おすすめ