気候変動と極端気象を分析する国際科学者チームのワールド・ウェザー・アトリビューション(World Weather Attribution)など複数の国際科学研究機関は共同でこのほど、気候変動に関する報告書を発表しました。報告書は、人間の活動が招いた気候変動により、世界人口の約半数が過去1年間で少なくとも1カ月以上の極端な高温気象を経験したと述べています。
報告書によると、研究者は2024年5月1日から2025年5月1日までの気象データを分析した結果、この期間に世界で67回の極端な高温現象が発生したことが分かりました。ただし、高温に関連する死亡事例の多くは報告されていないか、心臓病や腎機能障害などと誤診されていたとのことです。(提供/CRI)