5日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終(3次)予選グループC第9節のインドネシア対中国の試合で、中国にドタバタ劇があったようだ。

中国のスポーツメディア・咪咕足球の8日の報道によると、同日に公開された試合のドキュメンタリーで、中国代表の3回の選手交代でいずれも「人違い」が発生していたことが明らかになった。

記事によると、首脳陣は1回目の選手交代で韋世豪(ウェイ・シーハオ)を投入するつもりだったが、アップゾーンから呼ばれたのは楊明洋(ヤン・ミンヤン)だった。また、2回目では王子銘(ワン・ズーミン)を投入するつもりだったが呼ばれたのは魏震(ウェイ・ジェン)、3回目では魏震を投入しようとしたが呼ばれたのは李磊(リー・レイ)だったという。

いずれも、イバンコビッチ監督ら外国人のコーチングスタッフとの間に行き違いがあったことが原因とみられる。

中国のネットユーザーからは「恥ずかしい」「めちゃくちゃだな」「言葉もない」「こんな状態でよく試合できるな」「中国代表には笑わせられてばかりだ」「コーチ陣が大混乱」「早く退陣させよ。茶番劇だ。今後は旧ユーゴスラビア出身の監督なんて呼ぶな」「自チームの選手の名前すら分からないようなチームがW杯出場なんてあり得ないだろ」「(著名なサッカー評論家の)董路(ドン・ルー)氏が、監督は李源一(リー・ユエンイー)と王上源(ワン・シャンユエン)の区別がついていないと言っていた。当時は何を言ってるんだと思っていたが、どうやら自分が間違っていたようだ」「まあ、誰を投入しても一緒だけどね」といったコメントが寄せられている。

なお、試合は中国が0-1で敗れ、W杯予選敗退が決まった。(翻訳・編集/北田)

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