中国国家発展改革委員会が8日に発表したところによりますと、中国はこのほど国家中堅コールドチェーン物流基地を19カ所新設することが分かりました。
新たに設置される国家中堅コールドチェーン物流基地は、吉林省長春市、河南省洛陽市、貴州省遵義市など17省・19都市に及び、チベットでは初となります。
貴州省遵義市に設置される物流基地は、全国最大の唐辛子卸売市場を基盤として、中国南西部の特色ある農産物をより速く全国統一大市場に融合させます。一方、吉林省長春市に開設される基地は、野菜や果物、飲料水などを大量に貯蔵でき、300リットル冷蔵庫50万台分の貯蔵量に相当するもので、都市部の消費ニーズと直接連携しています。
これら19カ所の基地はけん引的な優れた役割を発揮することも見込まれています。第1に、特色ある農産物の輸送ルートを円滑化して都市部へ向けた生鮮食品の流通経路を確保し、都市部の消費を促します。第2に、コールドチェーン物流の革新的発展を後押し、スマート選別や物流ロボットなどの技術設備を導入し、コールドチェーン物流における新たな質の生産力が構築されます。第3に、国内外のコールドチェーンネットワークを連結して、水産物や肉類など輸入食品のコールドチェーン物流のニーズを満たし、コールドチェーンの国際化レベルをより引き上げます。(提供/CRI)