10日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終(3次)予選グループC最終節で、5位の中国は6位のバーレーンに辛くも勝利し、SNS上では「中国代表はビリではない」がトレンド入りした。

前節終了時点ですでに予選敗退が決まっている両チームの「最下位決戦」は、後半アディショナルタイムに中国が獲得したペナルティーキック(PK)を決めて1-0で勝利した。

その他の試合では、日本がインドネシアに6-0、オーストラリアがサウジアラビアに2-1でそれぞれ勝利。この結果、グループC1位の日本と2位のオーストラリアがW杯出場決定。3位のサウジアラビアと4位のインドネシアはプレーオフ(4次予選)進出となった。5位は中国、6位はバーレーンで、前節まで6位だった中国は逆転で何とか最下位を逃れた。

中国のSNS・微博(ウェイボー)では「中国代表はビリではない」がトレンド入り。中国メディアの中国新聞網はこのワードと「中国代表が意地を見せた」のハッシュタグを付け、3勝7敗のグループ5位で予選を終えたことを伝えた。

ただ、中国のネットユーザーからは「つまり、褒めろと?」「笑える。何を誇らしげに」「最後に最下位を免れただけで『意地を見せた』って」「恥ずかしい」「この結果は誇るに値するのか?」といったツッコミが殺到。「みんな1位を争っているのに、われわれはビリを避けるために争っている…」「まだ退歩する余地はあるのだろうか」「もう南極に行ってペンギンとでもサッカーをしたらどうか。まあ、ペンギンにも勝てるか分からんけど」といった厳しい声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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