「吉祥鳥」と命名された中国国産のAC332型ヘリコプターがこのほど、南西部の雲南省で、高原でのオートローテーションによる着陸をテストする飛行を完了しました。これは国産デュアルエンジンヘリコプターの中では初めてのことです。
オートローテーションによる着陸は重要な緊急操作です。パイロットはヘリコプターを操縦中にエンジンが故障して動力を供給できなかった場合、オートローテーション操作で安全に着陸することができます。今回のテスト飛行で、同ヘリコプターは標高3658メートルの高度でオートローテーション状態に入り、関連操作を経て、自身の性能によって下降速度を遅らせることに成功し、安全着陸を実現しました。
「吉祥鳥」は中国が開発した4トン級のデュアルエンジン多目的ヘリコプターで、乗客10人を搭載でき、緊急救援に使用する予定です。(提供/CRI)