上海にあるスーパーマーケットで、6粒入りのライチギフトボックスが298元（約6070円）で販売され、注目を集めています。
スーパーのスタッフによると、同ライチギフトボックスの価格は確かに6粒で298元とのことです。
「増城掛緑」と呼ばれるライチの品種で、ライチの中でも特に珍しく、中国東南部の広東省広州市増城区の特産品です。掛緑ライチの実はやや平たい円形で、果実が特に大きいわけではありません。果肉は柔らかくサクサクとした食感で、さっぱりした甘さと上品な香りが特徴です。また、ライチのヘタの部分には緑豆ほどの小さな実が付いています。
ギフトボックスには、掛緑ライチにまつわる興味深い民間伝説も紹介されています。それによると、中国の民間伝説で有名な道教八仙の一人、何仙姑（かせんこ）は増城の出身とされています。何仙姑は仙人となった後、ある日故郷を懐かしんで増城の街に戻り遊んでいました。休憩する時、1本のライチの木に座って刺しゅうをしていたのですが、立ち去る際に慌てて緑色の絹糸1本をライチの木に掛けたまま忘れてしまいました。それ以来、地元のライチには一つ一つヘタに小さな緑色の粒が付くようになり、それは何仙姑が残した緑色の糸が変化したものだと伝えられています。
ギフトボックスの販売状況についてスタッフは、「ギフトボックスは引き続き店頭販売中だが、数量限定のため、本日分は残り1箱だけ。複数箱必要な場合は事前に連絡して準備する必要がある」と話しました。（提供/CRI）
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