商務部によりますと、ここ数年、上海協力機構(SCO)地域の経済協力は絶えず進展しており、その中でも物品貿易の規模が拡大し続けています。今年上半期(1~6月)の中国とSCOの他の加盟国との物品貿易総額は前年同期比0.8%増の2477億ドルに達しました。

中国から他のSCO加盟国への輸出品は主に電気機械製品、自動車とその関連部品、アパレル、化学品などであり、SCO加盟国からの輸入品は石油と天然ガス、農産物、石炭、鉱石などが主となっています。ここ5年、中国とSCO加盟国との貿易総額は続けざまに3000億ドル、4000億ドル、5000億ドルを突破し、2024年には前年同期比2.7%増の5124億ドルとなって、史上最高を記録しました。

それと同時に、投資や経済・技術協力も安定して進展しつつあります。中国からその他のSCO加盟国への直接投資額は今年6月末時点で400億ドルを上回り、投資プロジェクトは従来のエネルギーや鉱物、冶金・化学工業、インフラ建設などといった分野からデジタル経済、グリーン開発などの新興分野へと広がっています。中国企業はSCO加盟国で風力や太陽光、水力発電などのクリーンエネルギープロジェクトを展開し、5Gやインターネット、スマートシティーなどの分野で協力を進め、現地の伝統産業の構造転換とモデルチェーンジを促しています。(提供/CRI)

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