卓球ブンデスリーガのザールブリュッケン卓球クラブが北京時間8月27日夜に開催した新シーズン発表会では、樊振東前中国代表が同クラブ選手として初めて登場しました。樊振東にとっては、「欧州プロリーグ生涯」の第一歩でした。
樊振東は、試合を通じて、中国国内リーグとブンデスリーガの違いを体得し、自分のトレーニングや試合に専念し、クラブと共により多くの目標を達成していきたいと述べた上で「まずは試合に集中して、良いプレーをして、彼ら(クラブメンバー)が私の最高のコンディションとプレーを達成することを助けてくれると信じている」と話しました。
多くの人が樊振東の中国代表復帰に関心を寄せていますが、樊振東は「多くの人が私のブンデスリーガでのプレーに注目している。私の状況やプレーに応じて、次の取り組みを具体的に話し合う。最も重要なのは今をしっかりとやることだ」と述べました。
樊振東は徐々にチームに溶け込みつつあり、チームキャプテンのパトリック・フランツィスカには地元の名物料理を楽しむ会食に招待されました。ドイツでは多くのメディアが、樊振東のザールブリュッケンへの入団がセンセーションを引き起こし、ベルグノイシュタットおよびドルトムントとのホームでの最初の2試合のチケットがたちまち完売したために、新シーズンのホームでの最初の3つの試合では観客席を臨時増設する特別措置が決定したなどと報じました。
樊振東は広東省出身の卓球選手で、中国代表として2024年のパリ五輪大会の男子シングルスと男子団体で金メダルを獲得し、2021年と2023年の世界選手権では男子シングルスで2連覇を果たし、ワールドカップでは男子シングルスで4度優勝しました。樊振東は史上6人目のグランドスラムを達成した男子選手としても知られています。(提供/CRI)