第1回北京国際サイクリング・装備展示会が北京市の中国国際展覧センターで開催されています。展示面積は2万平方メートルに達し、国内外の有名な自転車ブランドメーカー100社以上が出展しています。

今回の展示会は「消費活力の喚起、産業発展の推進」をテーマに、自転車本体、部品、サイクリングテクノロジー、スポーツ観光など、自転車をめぐる全産業チェーンの技術と応用を展示しています。会場では、「ワンストップ型」のサイクリングライフ空間を創出しています。

出展メーカーの責任者の1人・王春青氏は「現在、スポーツ自転車の分野では、競技用機材が一般市民向け市場に普及する過程にある。プロの選手が使用する強度の高い素材や超軽量構造も普及しつつあり、一般消費者も競技レベルの機材を使えるようになった」と語りました。

現在、中国全国でサイクリングユーザーの数は1億3000万人を突破し、ますます多くの人々の生活にサイクリングが溶け込んでいます。自転車は単なる交通手段から、徐々にスポーツやライフスタイルへとシフトし、健康・趣味・交流の場として多様な価値を持つようになってきています。

自転車産業の規模で見ても、中国は世界的な自転車の生産・消費大国です。中国自転車協会のデータによると、2024年には、中国の自転車産業の総生産高は3000億元(約6兆2000億円)を突破し、そのうちスポーツ用自転車の販売額は前年比18%増で、スマートアシスト付き自転車の販売額は前年比25%増となりました。また、自転車の核心部品の国産化率も持続的に向上しています。深セン税関のデータによると、2025年1月~7月の同市の自転車輸出額は前年比50.8%増の6億8000万元(約140億円)で、輸出先のトップ3はASEAN東南アジア諸国連合)、ロシア、韓国で、輸出額はASEAN向けが1億2000万元(約25億円)、ロシア向けが6597万5000元(約14億円)、韓国向けが5961万8000元(約12億円)でした。(提供/CRI)

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