中国の習近平国家主席は9月2日午後、北京の人民大会堂で、2025年上海協力機構(SCO)天津サミットと中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に出席するため中国を訪問中のトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領、イランのペゼシュキアン大統領とそれぞれ会談しました。

習主席はトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領との会談で、「中国はトルクメニスタンの永久中立政策を支持する」と述べた上で、「双方は天然ガス協力の規模を拡大し、SCOや中国・中央アジアメカニズムにおける協調と協力を密にすべきだ。

中国とトルクメニスタンは第2次世界大戦の勝利のために多大な犠牲を払った。両国は断固として勝利の成果を守り、世界平和を共に守らなければならない」と述べました。

ベルディムハメドフ大統領は、「トルクメニスタンはエネルギーやインフラ建設、教育、文化などの分野で中国との協力・交流を強化していきたい。習近平主席が提唱した人類運命共同体構想とグローバルガバナンスイニシアチブは、国際関係とシステムの改善に役立ち、トルクメニスタンはこれを全面的に支持し、共同でその実施を推進していく用意がある」と表明しました。

また、習主席はイランのペゼシュキアン大統領との会談で、「中国はイランの原子力平和利用の権利を尊重し、イランが政治的交渉を通じて正当な権益を守ることを支持する。中国は、各当事者の正当な懸念を考慮したイラン核問題の解決を引き続き推進し、中東の永続的な平和のためにたゆまぬ努力を続ける」と述べました。

習近平主席、トルクメニスタン大統領、イラン大統領とそれぞれ会談―中国

ペゼシュキアン大統領は、国際情勢がどのように変化しようとも、中国との友好を堅持し、協力を深めていきたいとの考えを示した上で、「習主席が打ち出したグローバルガバナンスイニシアチブは、国際秩序をより公正で合理的な方向に発展させる上で大きな意義がある。中国と緊密に連携し、一国主義や強権政治に反対していく」と表明しました。(提供/CRI)

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