中国メディアの環球網は19日、韓国・聯合ニュースなどの報道として「韓国の金民錫(キム・ミンソク)首相が緊急指示を出し、必要に応じて個別の反中集会に強力な措置を取るとした」と伝えた。

環球網はまた、その背景について「韓国では6月の大統領選以降、一部の極右団体が繁華街の明洞などで頻繁に反中デモを行い、さらには差別的な呼称を公然と使用し、周辺の店舗と衝突が起きた」と説明。

明洞での最近の反中集会を巡り、李在明(イ・ジェミョン)大統領は先日の国務会議で「こうした行為は表現の自由ではなく、騒ぎだ」として関係部門に実行可能な制裁案を積極的に検討するよう指示していたとも伝えた。

韓国側のこの動きは中国SNSの微博(ウェイボー)で注目を集め、あるネットユーザーは「『必要に応じて』っていうのがよく分からない」との反応を示した。また、「反中って、具体的に何に対しての反対なの」という声や「韓国は今回は本気だ。中国人観光客はたくさんお金を使うから、極右が騒ぎ続けたら韓国経済が大変なことになる」との声も聞かれた。(翻訳・編集/野谷)

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