現地時間9月20日、スペインのマドリード動物園で、同園で飼育されている中国生まれのジャイアントパンダ「金喜(ジンシー)」と「茱萸(ジューユー)」の5歳の誕生日を祝うイベントが開催されました。2頭は多くの来園客に祝われました。

2頭は2024年4月に中国・成都から旅立ち、同年5月にマドリード動物園で公開されました。オスの金喜は2020年9月1日生まれ、メスの茱萸は2020年10月25日生まれで、誕生日が近いことから、2頭を合わせて「中秋節の時期に生まれたパンダ」と紹介されることもあります。

イベント当日、一足先に誕生日を迎えていた金喜には、好物である竹とスイカで作られた誕生日ケーキが贈られました。また、中国からのアーティストによる雑技などのパフォーマンスも披露され、会場は大いに盛り上がりました。さらに、来場者向けにパンダに関する講座なども行われ、イベントは大成功のうちに幕を閉じました。

マドリード動物園のエンリケ・ペレス園長は、「大勢の人々がこの動物園を訪れるのは、ここにかわいいパンダの『茱萸』と『金喜』がいるから。今後も彼らが暮らし続けることを願っている。また、中国政府との良好な協力関係も継続したい」と語りました。

地元の観光客オスカルさんは、「いつか中国に行って、パンダたちが故郷で暮らす姿をこの目で見てみたい」と話しました。(提供/CRI)

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