2025年9月21日、台湾メディア・聯合新聞網は台湾のネット上で「日本で爆買いするか、台湾に戻ってからネットで購入するか」の議論が起きていると報じた。
記事は、ネット通販の利便性が高まる中、あるネットユーザーが台湾のネット掲示板PTTに「日本での販売価格がネット販売価格と大差ないのに、なぜ海外旅行の時間を爆買いに費やす必要があるのか」と疑問を投げかける書き込みをしたと紹介した。
このユーザーは書き込みの中で、特に台湾でも購入可能な菓子や小物などは、旅行中に時間をかけて買い回るより帰国後にネット注文すれば良いではないかと主張した。
書き込みに対して多くのユーザーが「実は価格差が大きい」と反論。これらのユーザーによると、日本で買う場合、免税やまとめ買い割引があるほか、為替レートのメリットも生かせるとのことで、特に化粧品、衣料品、美容製品、家電などは現地で買うのが最もお得なのだという。
また、医薬品や種類、特定ブランドなどは、海外へのネット通販が許可されていなかったり、配送に制限があったりするため、現地で買うのが最も確実だという意見もあった。さらに、衣類や靴は現地で実際に試着してから購入する方が失敗が少ないという声も聞かれた。
このほか、買い物自体が旅行の一部であり、その快感や「両替したお金を使い切る満足感」はネット通販では得られないプライスレスなものだというコメントもあった。
一方で「菓子や土産物といった価格差の小さい物については台湾に帰ってから買えばよく、海外では観光や体験にもっと時間を使うべきだ」として投稿者に賛同するユーザーもいた。また、買いすぎによるスーツケースの重量超過や賞味期限切れといったリスクもネット通販で回避できるという指摘も見られたと記事は伝えた。(編集・翻訳/川尻)