2025年中国国際新エネルギーインテリジェントコネクテッドカー展の記者会見が23日に開かれ、北京で24年に生産された自動車は114万5000台に達し、前年比13%増となったことが発表されました。北京では運転手が状況に応じて手動操作する「レベル2」の自動運転機能を備えた乗用車の新車販売における浸透率が今年上半期に68.3%となり、全国平均の62.1%を上回りました。
北京市経済情報化局の蘇国斌副局長によると、北京の自動車産業は全体的な規模を着実に拡大しており、EV(電気自動車)化、インテリジェント化、ネットワーク化の分野で加速的な変革が進んでいます。
特に車両、道路、クラウドを統合するシステム「車路雲一体化」のインフラ整備が進み、600平方キロメートルに達しています。自動運転の総走行距離は4500万キロメートルを超え、駅や空港、博物館などの主要な接続シーンで自動運転車両の運用が始まりました。さらに、「北京市自動運転車条例」を制定し、自動運転の社会実装を制度面から後押ししています。
北京市は今後、「車路雲一体化」インフラをさらに広範囲に整備して自動運転車の大規模運用を支え、コネクテッドカーのコア技術の研究開発を加速して技術力を高め、天津市と河北省と共同で産業エコシステムを構築するなどの取り組みを推進し、次世代のモビリティ社会をリードしていく方針です。(提供/CRI)