中国のSNS・微博(ウェイボー)で60万超のフォロワーを持つブロガーは22日、ある在日中国人の動画を転載した。
同ブロガーは「これは日本在住の中国人がシェアした動画で、彼は日本のサービスや社会環境は停滞していないと考えており、中国と日本の発展レベルの差は40年あり、中国が日本を追い越すにはまだ時間が必要だと述べた」とつづり、動画をシェアした。
動画では男性が「私は1990年に日本に来て今に至るまで、日本人の生活水準が下がったとは感じていない。30年間物価は上がらず、給与もそれほど増えなかった。だが少なくとも下がってはいない。見た目には30年余り変化はないが、細かく見るとサービスや社会環境は停滞しておらず、ずっと発展し続けている。目に見えないだけだ」と述べた。
その上で、「1万歩譲って、もし停滞しているというなら、この停滞は私としては受け入れられる。中国経済は発展し、人民の生活水準は上がった。給与も数倍になった。中国の発展速度が日本よりも速いのは当然だ。ここまで発展してきて、さらにものすごいスピードで発展し続けるというのはとても難しいことだ」とした。
そして、「日本は1960年代にすでに現在の中国の発展レベルを達成していた。東京五輪は64年。
男性は「もちろん中国には日本よりも良い点もある。あるプロジェクトを推進する際には、日本は根回しという意識の統一が必要だが、中国の場合はトップダウンですぐに決まる。これは中国が日本よりも発展が速い理由の一つだと考えている」としつつ、「日本は中国に劣る部分もあるが、(中国が)日本を超えようと思ったらまだ時間が必要だと思う」と語った。
この投稿に中国のネットユーザーからは「私は十数年前に日本に行ったが、その時にはすでに中国よりもはるかに後れていると感じたが」「目に見えない発展って何だよ」「ずっと夢を見てるんだな」「外務省からいくらもらった」「90年に日本に行ったということは、現在の中国について何も理解していないんだな」「素養の面では確かに数十年後れているが、科学技術や製造業、高等教育、基礎教育、インフラなど多くの面において中国はすでに日本を追い抜いたか、まもなく追い抜く」「日本人の素養など偽善に過ぎない」「確かに残業文化と高齢化では日本は中国を40年リードしている」「第1回の五輪はギリシャで行われたが、世界の多くの国はギリシャから100年後れてるってことか?(笑)」など、批判的なコメントが殺到している。(翻訳・編集/北田)