中国自動車工業協会が10月14日に発表したデータによると、2025年1~9月の中国の自動車生産台数は前年同期比13.3%増の2433万3000台、販売台数は同12.9%増の2436万3000台に達しました。

9月単月では、生産327万6000台、販売322万6000台となり、前年同月比でそれぞれ17.1%、14.9%増加しました。

特に新エネルギー車(NEV)の販売が好調で、同月の販売台数は前年同月比24.6%増の160万4000台となりました。

NEVの1~9月の販売台数は前年同期比34.9%増の1122万8000台に達しました。新車販売全体に占める比率は46.1%で、年内には1600万台を超える見通しです。

また、全体の輸出台数も大きく伸び、9月は前年同月比21%増の65万2000台、1~9月では前年同期比14.8%増の495万台となりました。中でもNEVの海外販売が爆発的に増加し、輸出拡大を支える主力となっています。

乗用車市場は堅調に推移し、1~9月の販売は前年同期比13.7%増の2124万6000台でした。特に中国ブランドの勢いが顕著で、9月の販売シェアは70.2%に達し、1~9月でも約7割を占めています。

商用車市場では回復傾向が続いており、9月の販売は前年同月比29.6%増の36万8000台、1~9月の販売は前年同期比7.8%増の311万7000台となりました。

中国の自動車市場は、NEVの普及と自主ブランドの台頭を背景に、引き続き力強い成長を見せています。政府の支援策や輸出拡大が下支えとなり、今後も世界最大の自動車市場としての地位を維持するとみられています。(提供/CRI)

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