「自由貿易港を共に築き、新たな機会を共有」をテーマとする「中国産業移転発展マッチングイベント(海南)2025」が17日に海南省海口市で開催され、110件のプロジェクトが契約された。

海南省工業・情報化庁の王秀好(ワン・シウハオ)副庁長によると、今回契約されたプロジェクトには中央企業(中央政府直属の国有企業)、上場企業、有名な民間企業など多様な経営主体が参加。

産業分野も広範で、バイオメディカル、高級食品加工、先端装備製造など優位性を持つ特色ある産業のほか、商業宇宙開発や深海科学技術といった未来型のハイテク産業も含まれる。

商業宇宙分野では、ロケット関連、衛星関連、データ関連、さらに「宇宙プラス」産業を中心に、衛星開発、打ち上げサービス、データ応用などの主要プロジェクトが契約された。デジタル経済の分野では、海南省は複数のデジタルテック大手企業を誘致し、関連分野はビッグデータ、人工知能(AI)、クロスボーダー・データフロー、半導体、情報技術の応用・革新などに及ぶ。

海南自由貿易港の「関税をゼロにする封関運営」の実施が迫る中、開放的な政策環境、広大な市場の将来性、持続的に最適化されるビジネス環境が国内外からの投資を海南へ引きつけている。今年に入って以降、海南のハイテク産業分野では累計238件のプロジェクトが契約され、総契約額は1000億元(約2兆1000億円)を超えている。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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