2025中国ロボット大会・ロボットワールドカップ中国大会(中国ロボット大会地区大会)が19日、河北省石家荘市で閉幕した。大会は3日間にわたり開催され、全国の300を超える大学から1700チーム近く、5000人以上の選手が参加。
大学部門では、スマートロボットシステム、産業オートメーション、サービスロボット、スマートセンシングなど、複数の先端分野を網羅する24の競技種目が設けられた。複数のチームが持ち込んだ二足歩行、動的バランス、複雑環境への適応といった能力を備えた実物大人型ロボットは、自動測位、物体操作、マン・マシン・インタラクションなどの課題で優れたパフォーマンスを発揮。これは、中国がエンボディドAI搭載プラットフォームの開発で急速に進展していることを示しており、サービスロボットや特殊作業などの応用分野に新たな技術的方向性を提示している。大会では同時に、職業教育部門と青少年部門の整備も進められ、それぞれロボット技術の高技能職への実践的応用と、基礎能力と科学的素養の育成強化に焦点を当てた。
中国自動化学会副理事長で中国科学院自動化研究所研究員の侯増広(ホウ・ズングアン)氏は、「中国ロボット大会はすでに技術交流・成果の実用化・産業エコシステム構築を統合した高水準のプラットフォームへと発展しており、大学・企業・地方の連携発展を効果的に促進し、ロボット技術の実際の応用シナリオにおける実用化を強力に支えている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)











