中国外交部の郭嘉昆報道官は10月23日の定例記者会見で、米国の対キューバ政策について、「中国は米国によるキューバへの封鎖制裁に断固反対する」と表明しました。

郭報道官は「米国が60年以上にわたってキューバに対して全面的な封鎖を行ってきたことは、キューバ国民に深刻な災難をもたらしている。

米国が自らを省みるどころか、むしろ制裁を強化し、強圧的な外交を展開していることは国際法や国際関係の基本原則、国際人道主義の原則に著しく違反し、公正と正義に公然と敵対するものであり、国際社会の普遍的な反対に直面することは必至だ」と指摘しました。

郭報道官さらに「中国は1992年から32回連続で、国連総会でキューバが提起した米国による封鎖解除を求める決議に賛成票を投じており、世界190カ国近くがこの決議を支持していることは、国際世論の動向は一目瞭然であることを示している。中国は引き続き、キューバ国民が自国の国情に沿った発展の道を歩み、主権と尊厳を守り、外部からの干渉や封鎖に反対することを支持し続ける。米国に、対キューバ全面封鎖の早期解除と、いわゆる『テロ支援国家』リストからの削除、キューバ・米国関係の改善と地域の平和安定に資する行動を取るよう求める」と述べました。(提供/CRI)

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