中国老齢科学研究センターや日本国際交流センター、韓国慶熙(キョンヒ)大学老齢技術研究所が共同発案した日中韓介護技術事例ライブラリの始動式が23日、北京で行われた。中国新聞網が伝えた。

日中韓は今後、介護技術事例ライブラリというプラットフォームを通して、年度介護技術事例の募集・発表、年度介護技術発展報告作成、介護技術をテーマにした特別シンポジウムの開催、介護技術優秀事例の実施・普及促進などを共同で展開し、持続可能な日中韓介護技術サービス業界のエコロジーネットワークを徐々に構築し、技術、人材、資本、市場の踏み込んだ交流と協力を促進していく計画だ。

事例ライブラリは、▽優秀事例の厳選と公開を通して、日中韓および世界の介護業界に再現、参考可能なモデル事例を提供し、業界発展の方向性を示す▽日中韓の介護の分野の情報、技術、経験交流プラットフォームを構築し、テクノロジーイノベーションと介護ニーズの踏み込んだ融合を加速させ、人工知能(AI)といった先端技術の介護シーンへの導入を促進し、地域の高齢化という課題に共に対応する▽業界のアップデートをリードし、シルバー経済市場の活力を引き出し、新型産業エコロジーを構築し、関連産業チェーンの協同発展を促進する――の三つの面にスポットが当てられる計画となっている。

事例ライブラリは開放、シェア、動向のリアルタイム更新が特徴のオンラインプラットフォームとなり、日中韓の企業、科学研究機関、社会組織、地方政府向けに公開される。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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