中国高齢科学研究センターが主導し、日本国際交流センターと韓国の慶熙(キョンヒ)大学校高齢技術研究所と共同で発起した中日韓高齢者介護技術事例データベースの始動式が、北京市内でこのほど行われました。この事例データベースは開放性、共有性、リアルタイムでの動的更新の特徴を備えたオンラインプラットフォームとして構築されます。

中国、日本、韓国の3カ国はいずれも、極度の高齢化社会に突入しつつあります。科学技術の活用は、人口高齢化の課題の解決を支える中核的な戦略です。3カ国は中日韓高齢者介護技術事例のデータバンクというプラットフォームを通じて、年間の高齢者介護技術発展報告書を作成し、優れた高齢者介護技術の実用化と普及を推進し、持続可能な中日韓高齢者介護技術サービス産業の協力型エコネットワークを徐々に形成し、技術、人材、資本、市場の深い相互交流と協力を促進します。

事例バンクについては3つの重点分野を設けます。まず、3カ国および世界の介護業界に向けて再現可能で参考になるモデルを提供し、業界の発展方向をリードします。次に、技術の革新と介護ニーズの深い融合を加速させ、人工知能(AI)などの先進技術を介護の現場に応用し、地域の高齢化課題に共に対処します。さらに、業界のアップグレードを牽引し、シルバー経済市場の活力を喚起し、新たな産業エコシステムを育成します。(提供/CRI)

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