2025金融街フォーラム年次総会が10月27日から30日まで北京で開催されています。今回のフォーラムのテーマは「イノベーション、変革、再構築の下での世界金融発展」で、世界の30余りの国と地域から400人余りの重要ゲストが出席しました。

中国の中央銀行である中国人民銀行の潘功勝総裁はフォーラムで、「人民銀行は法執行部門と共同で引き続き国内の暗号資産の経営と投機的売買を取り締まり、経済金融秩序を維持すると同時に、国外の安定通貨の発展を密接に追跡し、動態的に評価する」との考えを表明しました。

潘総裁はまた、「現在、債券市場は全体的に良好に運営されており、人民銀行は公開市場での国債売買操作を再開する」と述べました。

また、このフォーラムで、中国人民銀行副総裁で、国家外貨管理局の朱鶴新局長は「国家外貨管理局は近く貿易円滑化に焦点を当てて新たに九つの政策措置を打ち出す。これらの措置は主に貿易のハイレベルな開放試行範囲を拡大し、貿易新業態主体の外貨資金決済を最適化し、サービス貿易の立て替え業務への規制を緩和し、貿易の革新的発展をより大きく推進することを目的とする」と表明しました。

このほか、国家金融監督管理総局の李雲沢局長は、「第15次五カ年計画期の経済社会発展目標および任務に基づいて、金融監督管理総局は重大戦略、重点分野、脆弱(ぜいじゃく)な部分への支援を強化し、現代化産業体系の構築と新しい質の生産力の発展に効率的に金融サービスを提供する。具体的に言うと、スマート化、グリーン化、融合化の方向に焦点を当て、伝統産業の最適化・向上、新興産業と未来産業の育成・拡大のためにより多くの金融資源を提供する」と説明しました。(提供/CRI)

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