今年の10月29日は旧暦9月9日に当たり、中国では伝統的な祝日・重陽節で、敬老の日でもあります。最近、国は、高齢者向けのサービス改革・発展を進め、シルバー経済を振興させ、高齢者の福祉向上を図るための多くの政策を打ち出しています。

交通運輸部が最近発表した情報によると、高齢者の外出ニーズに対応するため、現在、全国で都市の公共バス停3万5000カ所の高齢者向け改修作業が完了し、5000カ所以上の地下鉄駅でバリアフリー施設が整備されています。携帯電話の使用に慣れていない一部の高齢者への対応として、220以上の都市で、配車サービス電話番号95128が開通しています。また、主要ネット配車プラットフォームは320以上の都市で事業を展開しており、「ワンクリック呼び出し」サービスを導入して、累計2000万人以上の高齢者などに2億8000万件以上の乗車支援を行っています。

首都北京では、今年新たに30の路線が敬老バス路線に指定され、都市部のバリアフリーバス停の比率は8割を超えています。また北京市の民政部門では、良質な高齢者福祉施設を動員して公開体験イベントを実施しています。このほか、一部の施設は高齢者が関心を持つ健康管理、慢性病ケア、メンタルケアなどの切実なテーマについて特別講座を設け、現場で家族や高齢者本人のケアに関する疑問に応えています。(提供/CRI)

編集部おすすめ