中国西北エリア初の空飛ぶ車を使った「低空ドライブ観光」ルート発表イベントが28日、甘粛省敦煌市で開催された。

同ルートは低空域を飛行する飛行装置のために設計されており、従来の観光スタイルと比べると画期的なスタイルとなっている。

観光客はゴビ砂漠やオアシス、古道、万里の長城の関所といった自然、人的・文化的景観を上空という独特の視点からパノラマ式で楽しむことができる。鳴沙山月牙泉をスタート地点として、月牙泉小鎮、光電博覧パーク、陽関、玉門関景勝地を経由し、雅丹世界地質公園に到達し、「空中回廊+地上体験」の立体観光ネットワークを形成している。

同ルートの円滑な運営のために、敦煌市は沿線に専用の飛行スポット5カ所を建設し、飛行スポット運営会社が敦煌市の5大核心地点を構築する計画だ。第一陣の飛行スポットは来年7月に完成し、試験運営が始まる予定となっている。

西北エリア初の低空ドライブ観光のルートが敦煌で発表―中国

ルート発表イベントでは、分割式の空飛ぶクルマ「陸地航母(LandAircraftCarrier)」の敦煌市における初飛行と自動分割の実演が行われた。「陸地航母」は来年発売され、引き渡しが行われる計画で、予定通りにいけば観光客は車を運転して離陸地点まで行き、空を飛んで観光するという「低空ドライブ観光」を楽しめるようになる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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