世界有数の金融機関であるゴールドマン・サックスがこのほど発表した最新の研究報告によると、今後数年にわたり、中国の物品輸出量は毎年5~6%の割合で増加し、より大きな世界市場シェアを獲得するだろうと予想されています。

ゴールドマン・サックスの研究チームは、人民元の国際化は今後数年で著しく加速する可能性があると予測しています。

ハイテク製造業の競争力向上と人民元国際化の加速に伴い、中国の株式市場は好調なパフォーマンスを示し、人民元の対ドル為替レートは上昇するだろうとしています。また、2028年までに中国の経常収支黒字の対国内総生産(GDP)比は5%近くに達し、中国経済の規模を考慮すると、これは全世界のGDPに占める割合としては過去最高となる見込みだとしています。

報告書はまた、10月に発生した二つの重要な出来事、すなわち、「中国共産党中央の国民経済と社会発展に関する第15次五カ年計画の制定に関する提案」の発表、および中米経済貿易交渉チームがクアラルンプールでの協議で共通認識を得られたことは、いずれも中国が先進製造業の競争力を高め、輸出がさらに活性化するというシグナルを発するものと分析しています。

このため、ゴールドマン・サックスの研究チームは中国の輸出の伸び率に対する予想を上方修正し、中国の物品輸出量は今後数年にわたって毎年5~6%増加し、より大きな世界市場シェアを獲得し、経済全体の拡大を推進するだろうと予想しています。(提供/CRI)

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