中国の国際貿易交渉代表も務める商務部の李成鋼副部長は11月4日、北京市内で米国の農産物貿易代表団と会談しました。双方は中米の経済貿易関係と農産物貿易などについて意見を交わしました。

李副部長は、「良好な中米経済貿易関係は両国にとって利があるだけでなく、世界全体にも利をもたらす」と指摘しました。そして、「双方の経済貿易チームは今年5月以来、両国首脳の重要な合意を戦略上の導きとして5回の会談を実施し、経済貿易関係の安定化を推進してきた。このことは、中米双方が平等、尊重、互恵の精神に基づき、対話と協力を通じて問題解決の道を見いだせることを十分に証明している」と述べました。

李副部長はさらに、中米は互いに重要な農産物貿易のパートナーだと指摘し、「今年に入ってから、中米の農産物貿易の一部に変動が見られたが、その根源は米国側の一方的な関税措置にある。両国は実際には自然の要素、市場、資金、技術などの分野でそれぞれ強みを持ち、相互補完性が高く、協力の余地は非常に大きい。米国が中国と共に大局を見据えて、農業などの分野における実務協力に有利な雰囲気を作り出すことを期待する」と述べました。

米国代表団側は、「中国は米国の農産物の重要な輸出市場だ。米国の農業界は中国とのパートナーシップを重視し、中国側と共に協力により大きなパイを作ることに尽力している」と述べ、「安定した米中経済貿易関係は両国間の農産物貿易にとって極めて重要であり、二国間の経済貿易関係が良好な発展の態勢を維持することを期待する」と表明しました。(提供/CRI)

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