2025年脳科学・脳疾患学術年次総会および2025年度国家神経疾患病医学センター学術会議が1日に北京市で開幕した。その中で発表された「中国神経系統疾患報告2024」によると、中国では出血性脳卒中の発症に若年化の傾向が見られるという。
同報告によると、脳血管疾患は目下、非常に重要な神経系統疾患の一つで、中国では悪性腫瘍と心臓病に続き、3番目に多い死因となっている。脳卒中は中国の成人の死因と障害発生原因のトップで、死者5人のうち少なくとも1人は脳卒中で亡くなっている。中国の脳卒中による死者は世界の脳卒中による死者の約3分の1を占める。中国の出血性脳卒中の発症には若年化の傾向が見られ、農村部の発症率は都市部よりも高くなっていた。
脳卒中は予防や治療が可能な疾病でもあり、85%を超える出血性脳卒中は危険因子をコントロールすることで早期の予防が可能となる。コントロールが可能な危険因子には高血圧や不健康な飲食、大気汚染、喫煙などがある。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











