中国で公開中の劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来の勢いが急落したと、中国メディアの大河報が18日に報じた。
17日、間もなく公開予定だった「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」「はたらく細胞」の2作品の公開中止が決まった。
そうした中、大河報は「11月17日の同作の興行収入は2539万4100元(約5億5000万円)で、前日より6460万6700元(約14億円)も減少した」「鄭州市の複数の映画館から得た情報では、同作は上映終了にはなっていないものの人気は急激に落ち込み、18日には多くの映画館で空席が目立った」などと報じ、一連の騒動での中国側の正当性を強調する言葉を並べた。
中国のネットユーザーからは「日本のアニメなんかに金を払う価値はない」「そんなものを見てどうする。中国のアニメも面白い」「国を支持し、日本による文化侵略に反対する」「何があっても国の立場を支持する」など、愛国的なコメントが寄せられた。
一方で、「これはネタなのか?」「平日…(呆)」「17日は月曜日だからだろ」「月曜日はみんな仕事。下がるのは当然。何を言っているんだ?」「常識が全くないんだな。月曜や火曜を土曜や日曜と比べるって」「何ならほかの作品の劇場がどれだけ空いているかも一緒に伝えてくれ」「この話題がホットワードになってるのはわざとだ。(当局が)人々に見に行かせたくないんだろう」などとツッコミを入れるコメントが多かった。
このほか、「私は普通に見に行くわ」「もう見たから、自分には関係ない」「どこが空いてるんだ?IMAXでこれ(ほぼ満席の座席図)だぞ」とのコメントがある一方で、「もともと見に行くつもりだったけど、こういう状況だからとりあえずやめておく。今後、どこかで見たいと思う」「アニメが大好きでもともと見に行く予定だったけど、国の手前、やっぱりやめておこうと思う」「正直めちゃめちゃ見たい。けど、映画のチケットの半券が自分を撃つ弾丸になるのが怖い」など、複雑な感情を吐露するユーザーも散見された。
今回の「鬼滅の刃」の興行収入急落は週末と平日のギャップだったようだが、「20日以降は(同作の)上映許可が延長されない可能性がある」との情報も出ており、今後の動向が注目される。(翻訳・編集/北田)











