中国商務部の報道官は11月19日、中国の半導体メーカーのネクスペリア(安世半導体)の問題をめぐる中国とオランダの最近の協議状況を明らかにし、オランダ側がネクスペリアに対する行政命令を自発的に停止したことを歓迎すると表明しました。

商務部の報道官は記者の関連質問に対して、「中国とオランダの政府部門の関係者は、北京市内で11月18日と19日に2回の対面協議を行った。

中国側は協議でオランダ側に対し、実際の行動を確実に講じ、ネクスペリアの問題を早期かつ有効に解決し、世界の半導体の生産とサプライチェーンの安全と安定を回復することを推進するよう改めて強く促した。オランダ側は自発的に、オランダ経済相が『物資可用性法』に基づいて発動した行政命令の一時停止を提案した」と説明しました。

中国はオランダ側が自主的に行政命令の一時停止に踏み出したことに歓迎の意を示し、このことは問題を適切に解決する正しい方向への第一歩だと見なしていますが、世界の半導体生産とサプライチェーンの動揺と混乱をもたらす根源である「行政命令の撤回」までにはまだ距離があります。同時に、オランダ経済省の推進によって企業裁判所が示した、オランダにおける聞泰科技(ウイングテック)のネクスペリアに対する支配権を剥奪する誤った判決は、依然として問題解決を妨げる重要な要因です。中国は、オランダが中国側との誠意ある協力の意思を引き続き示し、真に建設的な問題解決策を提案することを望んでいます。双方は行政の干渉を取り消し、企業が協議を通じて法に基づいて内部紛争を解決することを支持し推進することで、投資家の合法的権益を保護するとともに、世界の半導体生産とサプライチェーンの安全と安定の回復にとってより有利な条件を作り出すことで合意しました。(提供/CRI)

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