カタールで開催中のサッカーのU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)の日本対北朝鮮の試合前のハイタッチで、北朝鮮の選手が行った「グーパンチ」が中国でも物議を醸している。

18日に行われたトーナメント2回戦の試合は、日本が1-1からのPK戦の末に勝利した。しかし、試合前に行われた選手同士のハイタッチで、北朝鮮の選手らは拳を作り、「タッチ」というよりも「パンチ」と言えるほどの勢いで日本選手の手にぶつけてきた。

この様子が中国のSNS・微博(ウェイボー)で紹介されると、最近の日中関係が悪化していることから「何か問題でも?」「日本人とやる時は道徳など不要」など、一部に北朝鮮選手を支持する声が上がったものの、大半のユーザーは北朝鮮の非常識な行為を非難した。

具体的には、「ならず者国家」「脳みそが焼けてるな」「野蛮人だから仕方ない」「スポーツの範疇を超えている。FIFA(国際サッカー連盟)に処罰されるだろう」「スポーツ精神を損なう行為。なぜ支持する人がいるのか、理解できない」「スポーツに暴力はあるべきでない。残念だ」「品がない。その上(北朝鮮は)試合にも負けた」「サッカーで日本に勝ってみろよ」といったコメントが並んだ。

また、「ベネズエラと試合をした時も同じだった。ほとんど乱闘寸前だった。このチームはどこへ行っても忌み嫌われている」「五輪の時もそうだ。北朝鮮の選手は握手を拒否していた」「以前、ピッチに水を持ってきた日本代表のスタッフに拳を振り上げたこともあったな」「北朝鮮のイメージ通りだ」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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