中国メディアの紅網は22日、日本の保安検査員が中国人観光客の現金を盗んだとして逮捕されたとする記事を掲載した。

記事はまず、日本の毎日新聞の報道を引用し、10月2日、観光のため来日し中国に戻ろうとしていた中国籍の女性(73)が成田空港第3ターミナルビルの保安検査場に置き忘れた現金64万円入りのポーチを盗んだとして、保安検査員(25)が11月20日に警察に逮捕され容疑を認めていると伝えた。

その上で、「中国の多くの政府機関がこのほど、日本への渡航を控えるよう国民に注意を呼び掛けている」とし、14日には外交部が「今年に入って日本の治安が不安定で、中国人を狙った犯罪が多発している」「日本の指導者が台湾に関し露骨に挑発する発言をし、中国人の身体と生命の安全に重大なリスクをもたらしている」などとする通知を出したことを取り上げた。

また、16日には教育部が日本への留学を慎重に検討すべきだと呼び掛け、文化観光部も日本への渡航自粛を呼び掛けたことを取り上げた。

そして、「日本メディアによると、中国からの訪日客は数がとても多いため、今回の措置が日本の観光産業に重大な影響を与える可能性がある。衝突が継続すれば日中関係の悪化は避けられないだろう」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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